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千葉県習志野市東習志野一丁目9番に所在する「東習志野第2住宅」
は、戦前、陸軍習志野演習場の主管事務所が位置していた場所に、
戦後、国家公務員の合同官舎として建てられたものです。
すらりと高く伸びた数本の松の木が、古きを今に伝えております。
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しかし、二棟ある五階建ての官舎に、現在、人の気配はありません。
敷地への入口は閉鎖され、中への立ち入りは禁止されております。
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財務省が、平成24年11月26日付で発行した、
『「国家公務員宿舎の削減計画」(平成23年12月1日公表)に基づく
コスト比較等による個別検討結果及び宿舎使用料の見直しについて』
https://www.mof.go.jp/national_property/topichousing_reduction/examination/all.pdf
における、「廃止を決定した国家公務員宿舎」の中に、
「1866 千葉県 合同宿舎 東習志野第2住宅 千葉県習志野市」
が挙げられておりますように、本住宅は廃止・閉鎖されてしまいました。
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敷地は、いずれ、民間に売却されて、更地と化してしまうのでしょうか。
昔を語る松籟の音も、まもなく過去のものとなるのかも知れません。
歴史の流れのなかに、戦後も遠くなりゆくようです。
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