野田市 今上(いまがみ)
(2021年3月14日午後)
野田市 今上の江戸川堤防から筑波山を望む
暴風雨翌日の日曜日、2021年3月14日の午後、まだ風が残る晴天の中、自転車に乗って今上(いまがみ)に行き、一面の菜の花(カラシナ)の江戸川堤防と、風を受けて波打ち寄せる冠水した休耕田などを廻ってきました。
野田市 今上の冠水した休耕田
その際に、迂闊の至り、背負ったカバンの口を十分に閉めておりませんでした。そのため、路上に財布、写真機、手帳、筆記用具を点々と落としてしまいました。写真機、手帳、筆記用具は回収できましたが、財布は見つかりませんでした。そこで、その日の夕刻遅く、近所の交番に、財布を落とした旨を届け出ました。
2021年3月17日8時前、地元の警察署会計課から、電話で、拾得物の届出があったとの連絡がありました。そこで、その日の午後、警察署に出頭し、無事に財布を受け取ることができました。
拾い主の御方に、警察に出向かれた御足労と、調書をお書き下さりました御労力と、そのためにお費やしになられた御時間とに対し、しかるべき御礼を差上げたく、御礼状を便箋にしたため、封筒と郵便切手も用意いたしまして、それらをお送りしたき旨を警察署の担当者に伝えましたところ、警察の担当者は、わざわざ電話で拾い主の御方と連絡を取られ、拾い主の御方が私からの申し出を固くお断りになられたとの旨を回答くださりました。
どなたとも存じ上げませんが、拾い主の御方に、この場を借りて心より御礼申し上げます。拾い主の御方が徳をお積みになられましたことに倣い、私も引続き、徳を積む努力をするよう努めたいものでございます。
また、警察署の対応もたいへんに親切、丁寧でした。これもまた尊いことと存じます。
無事に財布が戻りました顛末を、「微信」で、上掲の写真と共に中国のモンゴル民族の師兄・友人たちに伝えまして、
「多くのモンゴル民族の心もそうですが、多くの日本人の心も、風景同様、美しいかな?」
と書きましたところ、「是的」「美」等々、ご賛同いただくことができました。
なお、Ц 師兄からは、「私は財布はもう使わなくなっていますね。落とすことはもうないだろう。代わりに携帯を落としたら大変です」との寸評をいただきました。
内モンゴルを含む中国では電子決済が普通となっておりますが、私はまだ移行しておりません。次の出入境時には、否応なしに対応を迫られることとなるのでしょう。
それはともかく、このたびの一件では、モンゴル民族の師兄・友人たちからも、「運気好」、「現在の社会では、素質が高い人はたくさんいます、私の勉強すべき所が多いです」と、お喜びいただき、感銘を分かち合うことができました。
善き御方に益々の福がありますことをお祈り申し上げる次第です。
(2021.3.17. 語句修正アリ)
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