キッコーマン旧「倉庫課弁天作業場」のサイロ、解体
(2021年3月下旬)
2020年8月14日
野田市駅の西方、キッコーマン旧「倉庫課弁天作業場」には、巨大なサイロがそびえ立っておりました。かつては、すぐそばに貨物線の引き込み線が伸びており、平日に一日一本、ホッパー車等を牽引した貨物列車が、東武鉄道野田線で柏から入線しておりました。その貨物列車は、13時30分少し過ぎに野田市駅構内に到着し、スイッチバック式に柏方面に少し戻った後、貨物線に進入し、「原料倉庫」や「倉庫課弁天作業場」に醤油の原料を下ろしていたものです。
「倉庫課弁天作業場」の「弁天」という名称は、隣接する厳島神社弁財天にちなんでおり(北側に「弁天前」バス停があります)、引き込み線の一本は、弁天様のすぐ東隣にまで伸びていました。この引き込み線のそばに巨体を誇っておりましたサイロは、使命を終えた後も立っておりましたが、ついに、2021年3月下旬頃に解体されてしまいました。
2021年3月23日
茂木本家方面から解体中のサイロを望む。
かつては、ここにも引き込み線が伸びておりました。
目下、野田市駅の西側は、大規模な再開発が行われております。「倉庫課弁天作業場」の旧サイロの解体に相次いで、旧貨物線と「有吉町通り」(野田市駅前から下町に到る通り)との間に並び立っていた「原料倉庫」も、2021年5月中旬までに解体されてしまいました。
令和時代に至り、野田市駅の西口は面目を一新します。どのように変貌するのでしょうか。
2021年5月14日
キッコーマン旧「倉庫課弁天作業場」の旧サイロ跡
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2020年8月14日
ありし日の旧サイロ。中央〜右の茂みは厳島神社弁財天。
(2021年7月11日記)
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