赤坂恒明
「ホシラの西行とバイダル裔チャガタイ家」


『東洋史研究』第六十七巻第四号, 2009.3, pp.36-69.


【概略】
 十四世紀前半における、甘粛から天山東部地域に至る、元朝西北部とチャガタイ汗国東部の政治的状況を明らかにすることを目的として、チャガタイ一族のうち元朝に帰属したバイダルの子孫(チュベイ一門)の動向に注意を払い、ホシラ(元朝皇帝武宗の長男。のちの明宗)の中央アジア方面への亡命、および、それに呼応して起きたトガチの乱、天山東部地域の領有をめぐる元朝とチャガタイ汗国との関係について分析した。
 本稿において推測・提示したのは、凡そ次の四点である。


※ 本論文の全文(PDF)は、京都大学のサイト上に公開されております。
 
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/155614/1/JOR_67_4_612.pdf


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