「源経基の位階と「六孫王」号」
赤坂恒明

日本史史料研究会 編
『日本史のまめまめしい知識』第1巻
(ぶい&ぶい新書 No.0001
岩田書院, 2016.5, pp.143-155.

【概要】
 武門源氏の祖、源経基の位階と「六孫王」号について論じた。経基の極位(生前に達した最高の位階)が五位であったことを確認し、位階剥奪の有無、初叙位階を検討。経基の「六孫王」号は後代の呼称であると推定。



【参考】

六月二十三日、出講先に行く途中、新宿の紀伊国屋書店に立ち寄りましたところ、所謂「清和源氏」の始祖、源経基の位階と「六孫王」号に関する問題を取り上げた文も掲載されている、日本史史料研究会 編『日本史のまめまめしい知識』第1巻(
http://www.iwata-shoin.co.jp/bookdata/ISBN978-4-86602-801-9.htm)が、平積みコーナーに置かれておりました。ところが、そこにあるのは一冊だけでした。平積みコーナーにある以上、もとは数冊ほど置かれていたに違いありません。売れ行きが良く、一冊しか残っていなかったのでしょう。なお、ネット書店でも売れ行きは好調のようで、仕入れた本が軒並み在庫切れになっていたとの由です。まことにめでたいことです。本書は、私自身にも、読んでなかなか興味深い内容の文が多かったです。続く第2巻・第3巻には、どのような面白い文が収録されるのか、大いに期待される所です。
2016.6.29
日本史史料研究会 編
『日本史のまめまめしい知識』第1巻
(ぶい&ぶい新書 No.0001
岩田書院、20165
ISBN 978-4-86602-801-9 C0221
    T 歴史の常識
       呉座勇一「命日の仇討ち」
       浅野友輔「戦国大名の戦争・和平とその意識」
       木下昌規「室町幕府滅亡後の幕臣達」
       的場匠平「葬送儀礼のアマガツについて」
       木下聡 「室町幕府において将軍直臣に対して将軍以外が名前の一字を与えること」
       石渡洋平「避難所としての下総香取社」
       千葉篤志「「合戦」か?「対陣」か?」
       久保木圭一「皇位継承前における「親王」」
       芳澤元 「法名・道号・房号」
       細川重男「乗り合い殺人事件」
       山田徹 「求む、上洛許可」
       小野澤眞「時と時衆と時報役」
    U こだわりの史実
       水野伍貴「七将による石田三成襲撃事件の真相」
       功刀俊宏「若狭武田家臣の行く末」
       大塚紀弘「西大寺叡尊の往生と蓮糸袈裟」
       天野忠幸「戦国淡路安宅水軍」
       片山正彦「くらわんか舟と鍵屋太兵衛」
       赤坂恒明「源経基の位階と「六孫王」号」
       神田裕理「後宮女房の密通事件と武家権力者の対応」
       千枝大志「16世紀後半〜17世紀初頭の尾州津島の銭貨流通に関するノート」
       谷口雄太「「名和慈冬」は存在したか」
       中脇聖 「長宗我部信親の「権限」」
       岡田謙一「細川典厩家の政賢・澄賢父子」
       村上弘子「高野山興山寺雲堂の墓」
    V 史料と向き合う
       白峰旬 「神谷道一著『関原合戦図志』について」
       盛本昌広「津波という言葉の使用開始時期」
       生駒哲郎「蓮胤の『方丈記』」
       大嶌聖子「日記の訂正」
       古野貢 「文書調査の現場」
       鈴木由美「北条時行の名前」
       渡邊大門「『赤松盛衰記』の史料性」
       下郡剛 「大分市松岡山長興寺の三牌」
       関口崇史「「伺討」考」



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