自転車をこいでいて何となく臭ったので引き返し、クヌギの後ろ側を覗いてみると、いるわ、いるわ。 カブトムシの雄だけで4匹も。 さらにその後、そこからほど近き別の場所に、雄が3匹いたのを発見。 | |
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10分程のうちにカブトムシの雄を7匹目撃したのは、自身にとって空前の出来事。雌も3匹目撃した。 いずれも1匹も採集せず、観賞のみ。 なお、この日、クワガタの雄は目にすることが叶わなかった。 |
七月初旬のカブトムシ (2016年7月2日夕刻 野田市 西三ヶ尾〜二ッ塚) |
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篠地のそばに、ゴマダラカミキリ(写真下左)がいました。 傍らのクヌギの木には、カブトムシの雄(写真下中央)とカナブン(写真下右)が樹液を吸っていました。七月初旬にしてカブトムシを目撃するとは、予想外。なお、カナブンは、私の気配を感じてクヌギの木から飛び立ちましたが、とまった所で写真に収めることができました。 | ||||||
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蚊を振り払いつつヤマから出て、次に向かいましたのは、住宅地の外れにあるオカトラノオが群生していた空地です。 行ってみると、既に草が刈られた後でした。しかし、一本だけでしたがオカトラノオの姿が見られました。 除草剤が撒かれると、オカトラノオは地下茎もろとも枯れてしまい、その跡には、綿毛によって種子が飛来する外来植物がはびこり、植生が一変してしまいますが、草刈りならば生態系は保たれます。 | ||||
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群生するオカトラノオの花は来年を期して、次に、ホタルの自生地である谷地に向かいました。 やはり、キノコがあちこちで傘を開いております。ただし、いずれも傷みが甚だしいので、顔を出したばかりで傘を開いていないのを写真に収めました(写真左)。 畦には、野菊(カントウヨメナ/関東嫁菜)の花が一輪、聊かナシブレた体で咲いておりました(写真右)。カブトムシ同様、季節を先取っております。 |
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この日は、猛烈な暑気に襲われた翌日(七月三日)に比べると、暑さはそれほど厳しくはなく、心地よく自転車を漕ぐことができました。 今夏も、書は捨てずに野ヤマに出て、気分一新を図る次第です。 (2016年7月4日、記)
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↑「山高野橋」より江沼干拓地を望む | |
2016年7月17日夕刻、例の如く自転車で 流山市東深井の「森の図書館」から、 利根運河を東に進み、「山高野橋」を 渡って北上し、カブトムシの棲息地点 に向かった。この日は、つがいを目撃 (←左写真)。 しかし、辺りに、子連れでないヒトの つがいが捕虫網を手にして歩き回って いた。販売目的の捕獲であるとすれば、 言語道断と言うべきである。 しかし、その男女、当該のクヌギには 気づかず、そのまま通り過ぎた模様。 地元児童の夏休みの娯しみを奪いたく ないものであるが、現在、蚊に刺され ながらも果敢にヤマに入ってクヌギの 樹をめぐり歩く学童は、どれほどいる のであろうか。 |