拙稿「平田職俊『諸家近代系図』について 江戸前期堂上公家に関する基礎史料」所載の『姓氏と家系』第三十一号(会誌通巻第百十九号)(日本家系図学会、2024年6月)が予定どおりに刊行されました。
本拙稿は、擱筆後、発表の場がなく、数年間にわたって放置されていたものですが、たまたま日本家系図学会会長から会誌『姓氏と家系』に論文を載せるべしとの仰せを受けましたので、若干修正を加えて提出いたしました。本来ならば前号、第三十号に掲載される予定でしたが、前号の紙幅の関係で、一号、繰り下げとなりました。
日本家系図学会は、そのあたりは情け容赦がなく、副会長であろうと顧問であろうと、原稿の提出が他よりも遅ければ、有無もなく次号に繰り下げられます。
しかし、発表が半年、遅くなりましたため、その間に、早稲田大学所蔵平田本『諸家近代系図』写本の映像が公開されてしまいました。校正提出後ゆえ、この情報を拙稿に載せることができませんでしたが、致し方ありません。
拙稿の構成は、次のとおりです。
序
一 『諸家近代系図』の諸写本
二 『諸家近代系図』の構成・配列
三 『諸家近代系図』の記載内容
飛騨姉小路家を再興して成立した近世堂上姉小路家
読み仮名
堀尾右京公紀
藤江雅良・季綱・定綱
大谷定英(桃井定英)
品川雅直
四 少外記平田家旧蔵『諸家近代系図』における記載の問題点
桂昭房
町尻具英
冷泉為親
『諸家近代系図』における明白な誤り
おわりに
拙稿掲載の本号の購入を御希望の方は、下記、日本家系図学会サイトをご覧ください。
https://kakeizu-gakkai.jp/kaishi/
日本家系図学会 会誌の紹介 | 日本家系図学会
(2024.6.29)
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