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草加から北鹿浜公園まで歩く
2020629日)
北鹿浜公園
北鹿浜公園に静態保存のC50形式75号機
 2020629日、東京都内における新型ウイルス新規感染者数発表100人超え目前の日に、草加から足立区舍人、川口市領家を経て北鹿浜公園まで歩きました。当初、川口市領家から先は川口駅に到る所存でおりましたが、後述のように予定を変更し、転進しました。
 まず、草加駅の西方に位置する草加神社(氷川神社)に参詣いたしました。
 
草加神社(氷川神社)

草加神社(氷川神社)
 
 神社の参道に隣接する「氷川中公園」にて、思いもかけず、静態保存されている蒸気機関車に遭遇しました。長距離「簡易線」用
C56形式110号機です。後で調べたところでは、関東地方で保存されている同形式3機のうちの1機との由。
 
C56
 
C56
 
C56
 
 いきなり思わぬ所でC56と邂逅したことにより、「鉄心」がムクムクと沸き起こりました。川口市領家からも遠からぬ足立区鹿浜の「北鹿浜公園」にC50形式蒸気機関車が保存されていることは、かねてより把握しておりましたが、突如、訪ねてみようという気になりまして、川口駅まで歩く予定を変更、鹿浜方面への転進を決しました。
 草加氷川神社から西進し、「柳島治水緑地」北縁を経て「辰井川(たついかわ)」を渡り、西南西に向かって歩きます。
 
遊馬(あすま)通り
遊馬(あすま)通り
 
 「遊馬(あすま)通り」に出て、さらに西南西へ進み、幼稚園併設の「遊馬山西願寺」の先にある「遊馬町(東)交差点」を左折します。
 
遊馬町(東)交差点
遊馬町(東)交差点
 
 すぐに右折し、南方を目指して、軽自動車が通るのがやっとのような道を何度か曲がりますと、川の向こうに「舍人ライナー」の高架橋と列車の姿が見えます。その川、「毛長川」を歩行者用の橋で渡りますと、東京都足立区舍人。進路を西南西に取り、「舍人ライナー」の終着駅「見沼代親水公園」駅の南方、「舍人氷川神社交差点」で、「舍人ライナー」の高架橋の下を横断しました。
 
舍人氷川神社交差点
舍人氷川神社交差点
 
 そのまま「入谷大橋通り」を西南西に歩いていきますと、右手に「入谷氷川神社」(白幡八幡)があります。小さな神社ですが、鎮座している塚は、「史跡 入谷古墳跡」です。
 
入谷氷川神社
入谷氷川神社
入谷氷川神社
 
 さらに「入谷大橋通り」をひたすら進み、新芝川にかかる「入谷大橋」を渡りますと、埼玉県川口市に入り、道の名も「南平(なんぺい)交通公園通り」に変わります。なお、「南平児童交通公園」には、乗り物は置かれておりませんが、模擬信号などがあり、地元児童が交通規則等を学ぶ場として機能しているようです。
 「川口元郷六郵便局」に立ち寄り、「川口市立元郷小学校」の手前を左折、「県道東京川口線」(107号線)を横断した先の「ブックオフ川口領家店」に入りました。
 収獲物件は僅少でしたが、それらのうちの一点は、次のアルバニア民俗音楽CDです。
 
28CP-19
 
『英雄セロ・メザニ/アルバニア・フォルクローレ』
L'Albanie Folklorique.
(Disques Cellier)
(R) OMERSEAS RECORDS
Teichiku Records Co., Ltd., 1988.
発売元:テイチク株式会社
[28CP-19]
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 本CDの存在は、この時、この店頭で初めて知りました。後日、確認した限りでは、おそらくこれは、日本で初めて発売されたアルバニア民俗音楽のCDと思われます。日本語版アルバニア民俗音楽CDは、現在に至るまで、片手で数えられる程しか発行されていないようです。アルバニアの民俗音楽は、ユネスコの無形文化遺産に登録されたアルバニア南部の多声合唱音楽から、イタリア南部のアルバニア系アルベレシュ(アルバレシュ)Arbëresh 音楽に至るまで、さらに広く知られて然るべきでしょう。
 それはさておき、「領家」という地名は、周知の如く、中世庄園の下地中分に由来しております。「県道東京川口線」を南東方に歩いておりますと、「領家」の住所表示や道路標識、看板がいくつも見られます。
 
領家交差点
領家交差点
領家交差点
 
領家歩道橋
領家歩道橋
 
領家橋
領家橋

 
 「領家橋」で新芝川を渡り、再び足立区内に入りました。県道から都道に変わった「東京川口線」(107号線)は右方に湾曲して南下、やがて右手に「足立鹿浜郵便局」が現われます。
 
足立鹿浜郵便局
足立鹿浜郵便局
 
 「足立鹿浜郵便局」で左折して東に進みますと、「足立区北鹿浜公園(交通公園)」の北縁に到ります。
 
北鹿浜公園
北鹿浜公園
 
 お目当ての蒸気機関車、C50形式75号機は、公園の東北で、屋根の下に静態保存されております。後で確認したところによりますと、本機は、日本全国に保存されているC506機のうちの1機とのことです。
 
北鹿浜公園
 
北鹿浜公園
 
 炭水車(テンダー)は、サビ止めを施している最中、というよりも、途中で放置されてしまったためか、赤錆色をしておりました。また、機関車本体の保存状態も良好とは言い難いです。しかし、機関車の傍らには、お化粧直しのための資材と思われるものが、青いビニルシートの下に積まれているようです。
 
北鹿浜公園
 
北鹿浜公園
 
 なお、このC50形は、日本における最後の英国風蒸気機関車で、大正を代表する旅客用名機、8620形式(ハチロク)の改良後継機として誕生しましたが、遺憾なことに、先輩機よりも使い勝手が良くなかったようで、終始、老朽機8620形の後塵を拝し、廃車後は一機も博物館に入ることができなかったという「日陰者」蒸気機関車です。もとより地味な存在で、華々しい活躍をすることもなく、鉄道ファンからの人気も低かったようです。しかし、それにもかかわらず、薄命のパシフィック機、C54形のように全機、解体されて熔鉱炉の中に消えてしまうことなく、6機が保存されたことは、せめてもの幸いと言えるでしょう。
 
宝蔵寺
宝蔵寺
 
 「北鹿浜公園」の南隣には、医壺山福寿院宝蔵寺という寺院があります。そこには天文十年(1541)の板碑があるとの由ですが、未見です。
 
宝蔵寺
宝蔵寺 真新しい案内板(令和二年三月 東京都足立区教育委員会)
 
宝蔵寺
宝蔵寺 元禄四年銘 庚申塔
 
 既に時刻は15時半を過ぎており、いささか疲れてきておりましたので、帰途につきました。東に向かって歩けば、迷うことなく、西新井大師の北に達することができるはずです。しかし、「北鹿浜公園」の東方にありましたバス停「北鹿浜公園入口」の時刻表を見ましたところ、二分後に西新井駅西口行きのバスがあるというので、ラクをすることにしました。
 
「北鹿浜公園入口」バス停留所
「北鹿浜公園入口」バス停留所
 
 まもなく到来したバスに乗車。バスは少し南走してから、左折して「環七通り」を東進、西新井大師の南方をよぎり、なじみの西新井駅に到着。こうして、保存蒸気機関車巡りを終えました次第です。
 
北鹿浜公園
C50形蒸気機関車の見える日常光景 ―― 北鹿浜公園
2021.8.2.記)



小文「刀鍛冶の徒弟であった御落胤、伏見宮貞致親王」所載の 渡邊大門 編『歴史が拓く未来』(市川、歴史と文化の研究所、2021.1)は、発行されるや即日、品切れとなり、その後、ごく少部数が増刷されましたが、同じく品切れとなりました。本書を所蔵する図書館・研究機関は、私の把握する限り、国立国会図書館と八王子市図書館のみです。そこで、すでに稀覯書と化しております本書の517頁に所載の小文を、編者 渡邊大門先生から御認可いただきまして、ネット上に公開いたしました(ただし、「おわりに」の大部分は公開を差控えております)。学術論文ではなく、小著『「王」と呼ばれた皇族 古代・中世皇統の末流 』で割愛した文章を増補修訂した、一般読者向けの文章です。御一読いただければ幸いです。
2021.4.28



978-4-642-08369-0
日本史史料研究会 監修
 
赤坂恒明
 
「王」と呼ばれた皇族
 
古代・中世皇統の末流

 
東京、吉川弘文館、二〇二〇年一月
 
(発売:二〇一九年十二月二十日)
 
ISBN 978-4-642-08369-0
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b487640.html


現在、細々と発売中。
2021.6.6



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過去に掲げた探訪記・写真等



● 以前に使用していた電子メール・アドレス「akasaka@aoni.waseda.jp」は既に廃止されております。

● かつて私が或る公開講座にて語った内容が、甚だ不正確に解釈された形で、私の発言として或るブログに書かれております。しかし、そのようなことは全く述べておりません。まことに困ったことです。

● 本ページのアドレスは、二〇〇四年九月末、
   http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3312/index.html
 から
   http://www.geocities.jp/akasakatsuneaki/index.html
 に変更され、更に二〇一九年二月十三日、
   http://akasakatsuneaki.c.ooco.jp/index.html
 に変更されました。




過去の雑録より

 
(再公開作業中)


 
遠州堀江城主大澤左衛門佐基胤夫妻の墓(池袋の瑞鳳山祥雲寺)(2021620日記

 
最初の在日ウイグル民族(2021524日, 61日記

 
学術関連情報 音源付きミシャル・タタール民謡集 L.X.ジガンシナ、L.I.サルヴァロワ編『ラムベラのタタール=ミシャル人の民謡』(《タタール民族音楽=詩作品》第五巻)(202157日記

 
木寺宮研究の進展(2021417日記

 
善良両氏 (202121日記

 
20201221日の「天声人語」における『スーホの白い馬』によせて (20201222日記

 
或る日本人モンゴル帝国史研究者から、或る中国人(漢族)若手同業者への便り (202099日 日本語による電子メールからの抄録

 
カザン刊民俗音楽音源付書籍三点と、ペルム地方の「黄金基産(フォンド)」CD六点 ──ヴォルガ・ウラル地域諸民族の民俗音楽音源資料より── ウドムルト、コミ=ペルミャク、マリー、タタール、バシコルト(バシキール)等 (20191213日)

 
地名サランスクを知らざる金帳汗国史研究者は“もぐり”也と云わざるべからず (2018629日)

 
研究情報 : 十八〜十九世紀の北カフカスの歴史におけるチンギス・ハンの後裔たち (2018312日)

 
東カレリア北部のカレリア・フィン民謡の音源資料(2016.11.27.記)

 
価格百分之一 トルクメンとモンゴルの豪華写真集(20151013日)

 
研究情報 : 近刊のランプール本『集史』「モンゴル史」写真版刊本(2015108日)

 
訃報 タラスベク・アセムクロフ Talasbek Asemkulov 氏(2014年11月4日記)

 
拙稿中の一章「ウテミシュ=ハージーの『チンギス=ナーマ』の史料性,再論」(2013.6.29)

 
タタール民族の国民的芸術家ウルマンチェ生誕115年記念展図録(2013.6.8)

 
研究情報 : 十五〜十七世紀のロシアにおけるチンギス家一門 (2012.4.27)

 
アルメニアで刊行された、アイヴァゾフスキーに関する美術研究書 (2012.4.12)

 
三たびクインジ (2012.2.7)

 
油地獄 イサーク・レヴィタン生誕百五十周年 (2011.09.04)

 
ロシア美術館のアルヒプ・クインジ (2011.07.18)

 
A.I.クインジ歿後百周年によせて (2010.11.22)



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