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富士山登山
(2022年6月8日)
猖獗を極めた新型コロナ・ウイルスが、強毒のデルタ株から、ほぼオミクロン株に置き換わっていた令和四年六月八日、有名な「富士山下」駅に行き、念願の富士山(フジヤマ)登山を果たしました。
実は、当初よりフジヤマ登山の予定があったわけではありません。使用期限が迫っていた東武鉄道株主優待乗車券の消化のため、とりあえず、東武鉄道伊勢崎線の足利市駅に到りました。
足利市駅構内の「渡良瀬橋」展示コーナー
有名な渡良瀬橋(左奥)の下流にある有名ではない中橋
下車して渡良瀬川を眺め、その後、歩いてブックオフ足利朝倉店を覗き、そこから更に東武和泉、福居まで歩こうかと思いましたものの、まだ時間が早かったので、さらに遠くまで行ってみようという気になり、足利市駅にまで戻り、東武鉄道桐生線の新桐生駅へと足を延ばしました。
新桐生駅
新桐生駅のやや近くにはブックオフ桐生相生店があります(2026年2月23日閉店)。要するに、ブックオフ巡礼です。ハシゴした二軒では、意外と収獲がありました。
足利では渡良瀬川の対岸には渡りませんでしたが、桐生でも同様です。渡良瀬川右岸に沿うように歩いて北西へと進み、両毛線の下をくぐり抜け、両毛線の渡良瀬川橋梁の下にも立ち寄ってみました。
更に歩みを進めますと、正面右手先方に、白い鳥居が描かれた建造物を中腹に擁する低山が見えてきます。案の定、それが新たな目的地である「富士山(フジヤマ)」でした。
富士山(フジヤマ)
そのまま道を進みますと、上毛電鉄の踏切があり、その右手が上毛電鉄の「富士山下(ふじやました)」駅です。
駅のすぐ東側は渡良瀬川の鉄橋で、「上毛電気鉄道渡良瀬川橋梁」の名称で登録されている国指定の登録有形文化財(建造物)です。
ご参考:
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00006313
もと京王帝都電鉄井の頭線3000系の中古車(700形)が、渡良瀬川橋梁を渡り、西桐生駅へ向かって去っていきました。
渡良瀬川橋梁を渡る上毛電鉄車輛
この無人駅は、霊峰富士の最寄り駅と勘違いして誤って訪れてしまった外国人がいる、という珍名所として知られております。わざわざ「ここは/群馬県 桐生市/です」と注意を喚起する案内板があるのは、そのためでしょうか。
しかし、駅名は決して詐称ではありません。駅のすぐ北に標高163メートルの「富士山(フジヤマ)」があり(人口の富士塚ではなく、自然の低山です)、そこには浅間(せんげん)神社が鎮座しており、レッキとした富士信仰の神域です。
富士山登山口
駅の向かい側、道を隔てた目の前にある登山口から頂上までは五分もかかりません。山の中腹に、と言うよりも、頂上の手前に、白い鳥居が正面に描かれたコンクリート製の建造物の浅間神社があります。それを先刻、山の下から仰いでいたという次第です。
そして、岩場を上った先、山の頂には小さな祠があります。これも やはりコンクリート製です。
木々が茂り、眺望があまり良くありませんが、それでも神社の位置からは、両毛線の渡良瀬川鉄橋を眺めることもできます。
参拝を終えて下山している最中に踏切の音が聞こえてきました。上毛電鉄の「前橋中央」行きの列車が渡良瀬川鉄橋を渡る音も響いてきましたので、急いで登山道を降り、少し走りはしましたが余裕で列車に乗ることができました(16時42分発)。先ほど渡良瀬川橋梁を越えていった列車が、終点の西桐生で折り返してきたものです。
車輛は、車内で運賃を支払うことが可能なワンマン改造を受けております。
列車の車内は、ほぼ高校生の送迎車と化しておりました。マスクを掛けた高校生たちは、ほぼ全員、携帯電話を見つめております。
東武桐生線との接続駅である赤城駅までは運賃280円で、距離の割には安くありませんが、中小地方鉄道ゆえ、これは当然でしょう。
赤城駅
赤城駅では特急「りょうもう」号に接続しますが、経費節約のため、後発の各駅停車を利用しました。往きに新桐生駅で下車した列車と同じ編成です。
桐生線の列車の多くは太田駅から小泉線に乗り入れて竜舞駅経由で東小泉駅にまで行きますので、往復で異なる経路を取るべく、小泉線経由で館林に向かうことにしました。しかし、赤城発 東小泉行き列車は太田で長時間停車し、その間に、伊勢崎線の館林行の列車が先に発車していきました。
赤城
│
新桐生
│
─太田───足利市───館林──
└──竜舞──┐ │
西小泉──東小泉──┘
ちなみに、竜舞駅の駅名は、地名「龍舞」に由来しておりますが、この地名には藤原長良(基経の実父)の由緒があります。しかし、なぜ、およそ東国とは縁がなさそうな藤原長良の伝承があるのでしょうか。
東小泉駅に着いた頃には雨が降り始めておりました。西小泉方面への接続は良いのですが、その列車が終点 西小泉で折り返して館林に向かうこととなりますので、東小泉駅での館林方面への接続は良くありません。ともかく、小泉線経由にしたため、帰宅は20時を過ぎてしまいました。「赤城」駅から特急「りょうもう」号に乗っていれば1時間15分ほど早く帰宅できたはずです。しかし、窓から景色を眺めることができなくなった日没後は、空席が多い列車内でパソコンを開いて作業をしておりましたので、時間をムダに費やしたということはありません。
機会があれば、今度は冬晴れの日に、富士山に再登山したいものでございます。
富士山登山道
(
2022.6.11.
初稿;
2026.8.25.
修訂・公開)
●
令和八年(
2026
)四月一日設立の
皇族・堂上・地下官人研究会
は、四月三十日、学術誌『平田職俊『諸家近代系図』研究』
第一号「諸家近代系図索引」
を刊行しました。詳細につきましては、後日あらためて告知いたします。
(
2026.4.30
)
赤坂恒明『
前近代傍系皇族・皇胤研究
』
市川、志学社、令和七年(
二〇二五
)六月
ISBN 978-4-909868-16-9
https://shigakusha.jp/2025/07/03/book015/
●
拙
稿「
元亀二年の『堂上次第』について ── 特に左京大夫家康(三川 徳川)に関する記載を中心に ──
」(『十六世紀史論叢』創刊号, 十六世紀史論叢刊行会, 2013年3月, 58〜78頁)の、翻刻部分を除く本文を公開しました。
(2025.8.24)
日本史史料研究会 監修
赤坂恒明 著
『
「王」と呼ばれた皇族
古代・中世皇統の末流
』
東京、吉川弘文館、二〇二〇年一月
(発売:二〇一九年十二月二十日)
ISBN 978-4-642-08369-0
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b487640.html
赤坂恒明のページ
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過去に掲げた探訪記・写真等
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● 以前に使用していた電子メール・アドレス「akasaka@aoni.waseda.jp」は既に廃止されております。
● かつて私が或る公開講座にて語った内容が、甚だ不正確に解釈された形で、私の発言として或るブログに書かれております。しかし、そのようなことは全く述べておりません。まことに困ったことです。
● 本ページのアドレスは、二〇〇四年九月末、
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3312/index.html
から
http://www.geocities.jp/akasakatsuneaki/index.html
に変更され、更に二〇一九年二月十三日、
http://akasakatsuneaki.c.ooco.jp/index.html
に変更されました。
・
ウクライナ共和国民族・母語人口統計一覧表(
2001
年)
・
ウクライナ共和国クリミア自治共和国民族・母語人口統計一覧表(
2001
年)
・
ウクライナ共和国ドネツィク(ドネツク)州民族・母語人口統計一覧表(
2001
年)
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ウクライナ共和国ヘルソン州民族・母語人口統計一覧表(
2001
年)
・
ウクライナ共和国オデサ(オデッサ)州民族・母語人口統計一覧表(
2001
年)
注意:
クリミア自治共和国の民族・母語人口統計
を見てみますと、例えばイジョル人の項から推測できますように、統計には誤りが含まれているようです。その誤りは
ウクライナ共和国全体の民族・母語人口統計
にも及んでいると思われます。この統計を使用する際には注意が必要です。
過去の記事より
(再公開作業中)
ヨリナガと同じく
近世における、皇族の養子となることにより皇族に列した非皇族の略系図
早稲田の「萬夢志」
北海道アイヌは日本国ノ先住民族ナル考
三十九年前の「馬鹿馬鹿チンドン屋」
コミ民俗音楽CD『コミ民間伝承の記念碑 歌謡・器楽の伝統』の音源
マリー民族撥弦楽器キュスレ再興者アンナ・シドゥシキナ生誕
111
周年
2025
年におけるカザフ伝統音楽家たちの百周年
(ヌルギサ・ティレンディエフ、アルム・ジャンブルシン、オスケンバイ、ダブル・アジャカエフ)
2023年12月22日に新潮社へ送った抗議電子メール
「青きヴォルガ
Кловой Йыл
」 マリー民族の言語学者
Yu.V.
アンドゥガノフ逝去
20
周年
内モンゴル大学モンゴル学学院の
HP
から わが公開個人情報が遂に消滅
トルファン・ムカームの
9
枚組
CD
訃報 何秀芝 老 ソロン・エベンキ人の民俗文化伝承者
国鉄103系電車車輌
カザフ音楽巨匠サドワカス・バルマガンベトフ逝去25周年
「モスクワ放送」の思い出
訃報 アブディモムン・ジェルディバエフ カザフ東南部ジェティスー地方のドンブラ(撥弦楽器)巨匠
早稲田大学図書館所蔵平田本『諸家近代系図』公開
煩悩の数だけある音源 モルドバのアントノフカ・レコーヅ
「
音源紹介
Antonovka Records
」
2020
年全ロシア国勢調査の衝撃
●
マリウポリのクインジ記念美術館の破壊
●
戦禍のマリウポリとクリミア・ギリシア人
●
「広きドニエプル川は咆哮し、うなりをあげ」
Реве та стогне Дніпр широкий
ウクライナ民族の象徴的歌曲
●
「広きドニエプル川は咆哮し、うなりをあげ」(「広きドニエプルの嵐」)のウクライナ語カタカナ歌詞
PDF
訃報 マリア・索(瑪麗亞・索 / 瑪利亞索
Maria Sologon / Мария Сологон
)老(
1921
〜
2022
) オルグヤ・エベンキ人の民俗文化伝承者
哀悼 チョイジ
čoyiji
(喬吉)先生
哀悼 ヒシクトクトホ
č.kesigtoγtaqu
(賀希格陶克陶)先生
2021
年:現代ウイグル民族命名百周年(
2021
年
12
月
20
日記)
今はなき清水公園の「乗り物公園」(
2021
年
9
月
20
日記
)
遠州堀江城主大澤左衛門佐基胤夫妻の墓(池袋の瑞鳳山祥雲寺)(
2021
年
6
月
20
日記
)
最初の在日ウイグル民族(
2021
年
5
月
24
日,
6
月
1
日記
)
学術関連情報
音源付きミシャル・タタール民謡集
L.X.
ジガンシナ、
L.I.
サルヴァロワ編『ラムベラのタタール=ミシャル人の民謡』(《タタール民族音楽=詩作品》第五巻)(
2021
年
5
月
7
日記
)
木寺宮研究の進展(
2021
年
4
月
17
日記
)
善良両氏 (
2021
年
2
月
1
日記
)
2020
年
12
月
21
日の「天声人語」における『スーホの白い馬』によせて (
2020
年
12
月
22
日記
)
或る日本人モンゴル帝国史研究者から、或る中国人(漢族)若手同業者への便り (
2020
年
9
月
9
日 日本語による電子メールからの抄録
)
カザン刊民俗音楽音源付書籍三点と、ペルム地方の「黄金基産(フォンド)」
CD
六点 ──ヴォルガ・ウラル地域諸民族の民俗音楽音源資料より── ウドムルト、コミ=ペルミャク、マリー、タタール、バシコルト(バシキール)等
(
2019
年
12
月
13
日)
地名サランスクを知らざる金帳汗国史研究者は“もぐり”也と云わざるべからず
(
2018
年
6
月
29
日)
研究情報 : 十八〜十九世紀の北カフカスの歴史におけるチンギス・ハンの後裔たち
(
2018
年
3
月
12
日)
東カレリア北部のカレリア・フィン民謡の音源資料
(
2016.11.27.
記)
価格百分之一 トルクメンとモンゴルの豪華写真集
(
2015
年
10
月
13
日)
研究情報 : 近刊のランプール本『集史』「モンゴル史」写真版刊本
(
2015
年
10
月
8
日)
訃報 タラスベク・アセムクロフ
Talasbek Asemkulov
氏
(
2014
年
11
月
4
日記)
拙稿中の一章「ウテミシュ=ハージーの『チンギス=ナーマ』の史料性,再論」
(
2013.6.29
)
タタール民族の国民的芸術家ウルマンチェ生誕115年記念展図録
(
2013.6.8
)
筑波鉄道最後の日における常陸北条駅
(
2012.5.9.
記)
研究情報 : 十五〜十七世紀のロシアにおけるチンギス家一門
(
2012.4.27
)
アルメニアで刊行された、アイヴァゾフスキーに関する美術研究書
(
2012.4.12
)
三たびクインジ
(
2012.2.7
)
油地獄
イサーク・レヴィタン生誕百五十周年
(
2011.09.04
)
ロシア美術館のアルヒプ・クインジ
(
2011.07.18
)
A.I.クインジ歿後百周年によせて
(
2010.11.22
)
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